50代から何かを始める方法は「おでんの大根」に学べ
見よう見まねでやってみたけどうまくいかなかった
という経験はありませんか?
今日は「知っている人から聞くと早い」というお話を。
味のしみたおでんの大根が食べたい
20代前半、一人暮らしをしていたことがあります。
その日は、友達のYちゃんが泊まりに来ていました。
「おでんが食べたいね!」ということになって、太くて立派な大根と、「おでんだし」を買って来ました。
皮を厚くむき、隠し包丁も入れ(裏側に十字に切れ目をいれること)
おでんだしで味付けをした鍋に大根を投入。
グツグツグツグツ
いい音がしています。
久しぶりに会った私たちは、20代女性の話題の中心である、ファッションのこと、男の子のこと、仕事のことなど
とりとめのない話をしながら、大根が煮えるのを待っていました。
か、かたい
かれこれ1時間以上も煮ているというのに、鍋の中の大根は、まったく柔らかくなっていません。
鍋に入れた時とほぼ変わらないかたさ。
竹串なんて通りもしません。
なんでだろうね?と不思議に思いつつも、私たち2人はまた、おしゃべりに戻ります。
グツグツグツグツ
え?まだ硬い・・・
鍋に入れてから2時間以上も煮ているというのに、鍋の中の大根は相変わらずかたいまま。
包丁を入れようにもゴリゴリしています。
そこで私は実家の母に電話をしてみることにしました。
下準備が必要なんて知らなかった
事情を聞いた母から、こんな風に聞かれました。
「もしかしたら、味付けした中にいきなり大根を入れたんじゃないの?」
「え? う・・・うん、その通りだけど?」
「塩味のついてるだしでいきなり煮ちゃうと、柔らかくならないのよ。まずは下ゆでしてやわらかくしてから味付けした中に入れるの。料理のあじつけは『さしすせそ』って言うでしょ」
ガーン
さ(砂糖)・し(塩)・す(酢)・せ(せうゆ=醤油)・そ(味噌)
っていうのはたしかに聞いたことあったけど、
そっか!その前に、まずは「下ゆで」が必要なんだ!!!
そんなことを知らないので、結果の出ない方法をえんえんと続けていた私とYちゃん。
あの時、母に聞かなかったら、煮りゃいいんでしょ!と、何時間でもグツグツやっていたことでしょう。
無駄になったもの
おでんだしや大根、蒸発してなくなっちゃうから追加しまくった水、そして時間、ガス。
Yちゃんと私は、知識がなかったばっかりに、どれだけのことを無駄にしたんでしょう?
これと似たようなことをしていることはないでしょうか?
正しい方法を知らないばっかりに、うまくいかない方法をえんえんとやり続けてしまう
ということを。
50代に残された時間は、30代や40代とは違う
何事もすべて自分でやってみる、というのも時には必要だと思います。
でも、いくら人生100年時代になった、とは言っても、健康寿命が100歳、と言うわけではありません。
残された時間はどんどん減っていっているのです。
うまくいかないやり方を続けていくことは、いつまでたっても望む結果にはなりません。
叶えたいことがあるのなら、知っている人に質問する、習う、相談する。
それこそが、50代のとるべき賢い方法ではないでしょうか?
多少お金がかかっても、そっちの方が間違いなく早く結果につながりますし
自分の夢を叶えるためにお金を使えることこそ、若い頃にはできなかったこと、ですよね!
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